なぜあの人は楽しそうに働くのか
(単行本(ソフトカバー))
- 著者:中越 裕史
- 出版社:大和書房


30代 女性

| これは非常に難しい問題ですね。 注意をしても口答え、ちっとも素直に聞いてくれない。 まさに取り付く島もない感じですね。 一緒に働いていていらいらしてしまう気持ち、とてもよくわかります。 おそらくちょっと小細工をして、あなたの話し方や言い方を変えたところで、きっとその方の反応は変わらないでしょう。 そこでおすすめしたいのが、太陽作戦です。 イソップ童話に北風と太陽の話がありますよね。 旅人の服を脱がそうとして、北風さんが一生懸命強い風で服を吹き飛ばそうとします。 でも、旅人は服を脱がされまいとよりいっそう、防御を固め服を握りしめます。 太陽さんは全く逆の作戦。寒くてたくさん服を着込んでいる旅人さん。 その旅人さんに服を着ないでいいように、暖かい日の光をどんどん与えていきます。 新しく配属されたところで、その方も身構えてしまっているのかもしれません。 「なめられちゃいけない」なんてね。 少なくとも、何を言っても反抗的なのであれば、どこか防衛的になっているのは間違いないでしょうね。 あなたもきっと、その方のことが嫌いなわけでも、心から憎いわけでもないでしょう。 ただ、仕事の上でうまくコミュニケーションできていない。 それが原因となって大きなトラブルになったらどうしよう。そんな不安から注意をするのでしょう。 まずはその方が防衛的にならないでいいように、あなたがその方を攻撃したいわけでないこと、あなたがその方の味方であること。 それを伝えた上で、「ナースコールに出てくれないと、もし急変だったときに困るわ」などと伝えてみてはどうでしょう? いずれにせよ、人間は防衛的になっているときは、人の話を素直に聞けません。 まずはその方の心の扉を開くことが先決になるでしょうね。 |

1979年生まれ。大阪府大阪市在住。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
大学卒業後、リフォーム会社、営業代理店を経て猛勉強のすえカウンセラーになる。
書籍のご紹介中越裕史先生の著作