なぜあの人は楽しそうに働くのか
(単行本(ソフトカバー))
- 著者:中越 裕史
- 出版社:大和書房


30代 既婚者
女性

| 家計の足しにパートということは、いまは看護師をしていないということでしょうか? 確かに、せっかく看護師の資格を持っているのに、その資格を活かしきれていないのでは、ストレスになりますよね。 ご主人が転勤族だけど病棟で勤務したい。そして退職するときにも、引継ぎ等で迷惑をかけたくない。 なかなか難しい相談ですね。これらの問題を、一気に完全に解決する方法。それはちょっと現実的に難しいかもしれませんね。 でも、不完全ながらも、ちょっとずつ解決していく方法。それはいくらでもあると思います。 小さな病院でもいいから、看護師として働いてみる。ご主人の転勤があることを説明したうえで、仕事を探してみる。ご主人とゆっくり話してみる。いろいろあると思います。 心理学者のルドルフ・ドライカースは、「不完全である勇気」という言葉を、よく使いました。 僕たちは何か問題があったとき、一気にすべて完全に解決する方法を見つけようとします。そして、一気にすべて完全に解決見つかるまで、何も行動をしません。 でも、大抵の場合、問題の解決策というのは、実際に行動を起こしながら、試行錯誤して見つけていくもの。だから行動しないのでは、いつまでたっても解決には近づきません。 昔流行ったルービックキューブやジグソーパズルだって、頭の中で考えているだけでは、絶対に解決できません。間違えてもいいから、実際に手を動かしていろいろ試行錯誤してみる。そんなところから解決策が見えてきます。 不完全なまま行動を起こすのは怖いものです。急に転勤になったら、看護師仲間から怒られるかもしれない。転勤があるというと、面接に行っても断られるかもしれない。そう思うとなかなか行動を起こせない。 でも、行動を起こして試行錯誤してみたら、案外、助け舟や解決策が見つかるかもしれません。転勤を理解してくれる看護師仲間や、転勤があっても仕事探しを手伝ってくれる人材紹介会社、小さいけれどやりがいのある病院もあるかもしれません。もしかしたら、ご主人も理解してくれるかもしれない。 どのような問題であったとしても、実際に行動して試行錯誤しないことには、問題は解決しません。 病棟で働くために、不完全である勇気をもって、とりあえず一歩踏み出してみてはどうでしょう? |

1979年生まれ。大阪府大阪市在住。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
大学卒業後、リフォーム会社、営業代理店を経て猛勉強のすえカウンセラーになる。
書籍のご紹介中越裕史先生の著作