![顔とこころが元気になる日 [かづきれいこインタビューコラム]](../../kazki_rehabili/img/main_kazki_365.gif)
【第1回】リハビリメイクとは
社会復帰を支援するリハビリメイク
はじめまして。フェイシャルセラピストのかづきれいこと申します。
フェイシャルセラピストというのは、「リハビリメイク」の施術者のこと。リハビリメイクとは、一言で言えば社会復帰を支援するメイク。熱傷、事故などによる傷、がんや口唇裂・口蓋裂などの手術痕、生まれつきのあざなどによる外観のトラブルをカバーするメイクのことです。
欧米では「カモフラージュメイク」という言葉がよく使われますが、「リハビリメイク」の名称には、傷を「隠す」だけでなく、精神面を含めた社会復帰の支援という意味を込めています。隠すことに重点を置くと、患者さんが自分の素顔を受け入れられなくなる危険性があるのです。
顔と心と体は、とても深いところでつながっている――患者さんとの出会いを通して、日々、実感しています。
初回はしっかりカバー、少しずつメイクを薄く
外来にみえた患者さんに対しては、初回は患部をしっかりとカバーしながら、その人らしさを引き出すメイクを行います。患者さんが「隠そうと思えば、ここまで隠せるんだ」と実感できると、不思議と傷が気にならなくなってきます。
その後は、少しずつメイクを薄くしながら、チャームポイントを強調する方法を教えていきます。ご本人が素顔を見ても気にならなくなった時が、本当の社会復帰です。
医療現場でますます必要とされるリハビリメイク
近年、リハビリメイクの効果が注目され、医療と美容の連携が進みつつあります。身体機能だけでなく、ご本人の望む美しさを取り戻すことで、患者さんのQOLは大きく向上するのです。
医療機関でリハビリメイクの情報を患者さんに提供したり、手術前の治療計画からフェイシャルセラピストが関与するといったケースも増えています。外観を整えることで心身を癒すリハビリメイクの技術は、医療現場で、今後ますます必要となるのではないでしょうか。
次回からは、リハビリメイクの仕事を通した様々な出会いについて、お話させていただきたいと思います。よろしくおつきあいくださいね!
「かづきメイク」の実践テクニックをこちらでご紹介しています

かづきれいこ
リハビリメイクの第一人者、フェイシャルセラピスト
傷ややけど痕のカバーや、それに伴う精神のケアを行う「リハビリメイク」を実施する組織を作り、また、一般の方を対象にした「かづきメイク」を全国カルチャーやREIKO KAZKI各サロンにて、レッスンを教える講師の育成に力を注ぐ。学会誌にリハビリメイクに関する論文を発表し、メイクの価値を高めるための活動にも力を注いでいる。






