なぜあの人は楽しそうに働くのか
(単行本(ソフトカバー))
- 著者:中越 裕史
- 出版社:大和書房


20代 既婚
女性看護師

| 結婚しても仕事をしてもいいといっていたのに、ご主人さんが再就職に理解をしてくれない。社会復帰をしたいあなたには、なんとも歯がゆい気持ちですよね。 この問題でまず一番大切なことは、あなたとご主人、どちらもある程度納得できる解決法を探すことです。 「結婚前に働いていいといっていたのだから、絶対に働くわよ!」と強引にやってしまうと、後で禍根を残しかねません。逆にご主人の意見だけが通って、あなたが全く働けないとしたら、やはりあなたにも心にしこりが残るはず。 双方が完璧に納得できる方法はすぐに見つからないと思いますが、双方が少しずつ譲り合って、ある程度お互いにメリットがある妥協案なら、きっと見つかるはず。ビジネスではよくWIN-WINの関係といわれますが、夫婦やカップルなどのコミュニケーションでも同じです。 ただ、ここで大切なことは、お互いが本当に素直で正直に話し合えるかどうかです。 ご主人さんは何かと条件をつけて働かなくてもいいというとのことですが、そういう条件とは別にある、ご主人さんの本音とはどんなものでしょう? 「俺の給料だけじゃ不満なのかな…」「もしかして二人だけの生活に不満があるのかな…」ご主人さんもそんな不安を持っているのかもしれませんね。 もしかしたらご主人さんが働いて欲しくない本当の理由、「帰ってきてかわいい奥さんがいないと寂しいから」そんなうれしい理由かもしれませんね(笑) そういう相手の本音、本当の理由がわかれば、少し歩み寄りやすくなるはず。本音を見せるというのは、ある意味、自分の弱みを見せることでもあります。弱みを見せて裸で話し合おうとするから、お互いに歩み寄れるんですよね。本音を見せる、こういうのを心理学で自己開示といいます。 とはいえ、世の男性はほとんどの場合、自分の弱みを見せるのがとっても苦手です。「さみしい」、「不安」という言葉は、なかなか自分から言えません。 そこでまずあなたが自分の本音を話してみてはいかがでしょう? あなたが働きたい本当の理由、それはいったいどんなものでしょうね? もちろん、「仕事にやりがいがあるから」それが一番だと思います。 でも、 「私ね、毎日家事や習い事だけだと、なんだか生活がむなしくなるの。働いている友達を見ているとうらやましい。私だけ社会に出ていないと思うと、友達とあってもなんかみじめになるの。正直…、社会で活躍しているあなたのこともうらやましいわ。 私がこんな気持ちだとあなたにとってもよくないと思うの。だから、あなたの収入だけで十分だってわかっているけど、自分のために少しだけ働きたいの。 できればあなたが嫌じゃないように働きたいから教えて欲しいんだけど、あなたは私が働いてどんなことで困るのかな?」 こんな話をすればご主人さんも、少し本音を見せてくれるんじゃないでしょうか? |

1979年生まれ。大阪府大阪市在住。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
大学卒業後、リフォーム会社、営業代理店を経て猛勉強のすえカウンセラーになる。
書籍のご紹介中越裕史先生の著作