なぜあの人は楽しそうに働くのか
(単行本(ソフトカバー))
- 著者:中越 裕史
- 出版社:大和書房



| 焦ってしまって仕事がうまくいかない。こういう相談はよくあるのですが、焦ってさえいなければ、そこそこ人並みに仕事をこなせる人が多いです。 仕事で焦ってしまう。これは人目が気になる人や、自分に自信がない人に多く見られる特徴です。 失敗したり要領の悪いのは「ダメな子」という思いがあり、そのため「失敗しちゃいけない」、「テキパキやらなくちゃいけない」、そういう思いが非常に強く、失敗したり要領の悪い自分を許せない。 だから「うまくやらなきゃ!」と焦ってしまい、その焦りから余計に失敗が多くなる。そういう悪循環に陥りやすいです。(でも、たいていの場合、焦っていなければ人並みかそれ以上に仕事をこなします。失敗しちゃいけないと思うのは、真面目で丁寧な性格でもありますからね。) なので大切なことは、「たまには失敗してもいいや~」と思えること。つまり、ダメな自分を許してあげることです。そうすれば焦りはなくなり、きっと人並みに仕事ができるはずです。 ところが、ダメな自分を許す、これはなかなか難しいことです。 そこでまずは自分の代わりに、自分と同じようにうまく仕事を進められない人を、許せるようになることです。仕事ができなくて困っているその人を、自然と気遣ってあげられたとき、同じように自分のことも、少し許せるようになるはず。 まずは、自分と同じように仕事をうまくこなせない人の表情や気持ちを、よーく観察してみてください。こういうのを観察課題といいます。 その人の失敗したときの悲しそうな顔。その人の焦っているときの不安そうな顔。不安と焦りで頭がいっぱいの泣きそうな顔。その人の表情や気持ちまで2週間ほど観察してください。 きっとその人をいたわりたい気持ち、許してあげたい気持ちが出てくると思いますよ。 |

1979年生まれ。大阪府大阪市在住。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー
大学卒業後、リフォーム会社、営業代理店を経て猛勉強のすえカウンセラーになる。
書籍のご紹介中越裕史先生の著作